了解です。その内容を加えた完全版を書きます。
タイトル:サーモグラフィカメラとは何か――仕組み・用途・選び方と価格が下がった理由
スラッグ:what-is-thermal-camera
カテゴリー:サーモグラフィ・予知保全
「サーモグラフィカメラ」という言葉を聞いたことはあるが何をする機器かわからないという方向けに、サーモカメラの基本から用途・選び方・価格の変化までをわかりやすく解説します。
サーモグラフィカメラとは何か
サーモグラフィカメラとは物体から放射される赤外線を検出して温度分布を画像として可視化する機器です。
すべての物体は温度に応じた赤外線を放射しています。サーモカメラはこの赤外線を検出して温度を色で表現した熱画像を生成します。高温部分が赤・低温部分が青で表示されるため温度分布が一目でわかります。
簡単に言うと「温度を見える化するカメラ」です。
サーモカメラでできること
①電気設備の異常発熱検知 受配電盤・分電盤・モーター制御盤の接続部の緩み・絶縁劣化による異常発熱を検知します。火災・停電・生産停止を未然に防げます。
②回転機の予知保全 モーター・ポンプ・ベアリングの異常発熱を定期監視します。故障の前兆を早期に発見して計画的な修繕が可能になります。
③配管・蒸気設備の点検 保温材の劣化・蒸気漏れ・スチームトラップの故障を温度分布で検知します。
④建物診断 壁・屋根の断熱不良・雨漏り・結露を温度差として可視化します。
サーモカメラが注目されている理由
従来の設備点検は接触式温度計や目視による確認が中心でした。サーモカメラを使うと稼働中の設備を停止せずに非接触で広範囲の温度分布を一度に確認できます。
従来の点検との違い
| 項目 | 従来の方法 | サーモカメラ |
|---|---|---|
| 測定方式 | 接触式 | 非接触 |
| 設備の停止 | 必要な場合がある | 不要 |
| 測定範囲 | 1点ずつ | 広範囲を一度に |
| 記録 | 手書き | 画像として自動記録 |
| 異常の発見 | 熟練が必要 | 視覚的に一目でわかる |
ひと昔前は数百万円だったサーモカメラが今では数十万円で買える
ここ数年でサーモカメラの価格は大きく変わりました。
以前は高性能なサーモカメラは数百万円が当たり前でした。そのため導入できるのは大手メーカーや専門の点検業者に限られており、中小規模の工場では「使いたくても使えない機器」という認識が一般的でした。
しかし現在は製造技術の進歩・コスト最適化により、同等の性能を持つモデルが数十万円程度で購入できるようになっています。
具体的には以下のような変化があります。
- NETD 40mK(高感度)のモデルが数十万円台から購入可能
- 30Hzフレームレート(スムーズな映像)が標準化
- 320×240以上の高解像度が手の届く価格帯に
この価格革命により「専門業者に外注するより自社で機器を持った方がコストが安い」という状況が生まれています。中小規模の工場でも設備診断の内製化が現実的な選択肢になりました。
サーモカメラの主なスペックの見方
①IR分解能(画素数) センサーの画素数です。320×240・384×288などと表記されます。数値が大きいほど鮮明な熱画像が得られます。
②NETD(温度分解能) 検知できる最小の温度差です。数値が小さいほど高性能です。40mK(0.04℃)であれば背景とわずか0.04℃の差でも検知できます。
③IFOV(空間分解能) 1画素が対応する視角です。数値が小さいほど遠距離から細部を捉えられます。
④フレームレート 1秒間の画面更新回数です。30Hzであれば歩きながらのスキャンでも映像がスムーズです。
サーモカメラの選び方
①用途を明確にする 電気設備・回転機の一般点検であればエントリーモデルで十分対応できます。精密部品・基板の接写点検が必要な場合はマニュアルフォーカス対応モデルが必要です。
②測定距離と検知サイズを計算する IFOV×測定距離でスポットサイズを計算して対象物のサイズと比較します。
③現場でデモを実施する スペック表だけでは実際の使いやすさはわかりません。導入前に現場デモで確認することをお勧めします。
FOTRICのサーモカメラについて
FOTRICは手の届く価格帯から高性能モデルまで幅広いラインナップを持つサーモカメラメーカーです。
以前は数百万円が当たり前だったNETD 40mK・30Hzフレームレートの性能を、FOTRICは数十万円台から実現しています。同価格帯の他社製品と比較しても高いスペックを持っています。
用途・測定距離・予算に合わせた最適なモデルをご提案します。まずは現場デモでお確かめください。
まとめ
- サーモカメラは温度分布を画像として可視化する機器
- 電気設備・回転機・配管・建物診断に幅広く使える
- 非接触・非停止で稼働中の設備を点検できる
- ひと昔前は数百万円だった高性能モデルが今では数十万円台で購入可能
- 中小規模の工場でも内製化が現実的な選択肢になっている
- FOTRICは全モデルNETD 40mK・30Hzを実現している
サーモカメラの現場デモ・選定相談を無償で承っています。お気軽にご連絡ください。

コメント